ケーキやさんのゆうれい / マージョリー・プライスマンの明るい絵の絵本

ケーキやさんのゆうれいコーラは長年、街で一番のケーキ屋さんだったけど亡くなる。街の人々はもう食べることのできないケーキの数々に涙した。コーラにじゃなくてね。売りに出されたお店に買い手がついても、そのたびにコーラの幽霊が出てきて、彼らを追い出してしまう。そんなんで、お店は何年も買い手がつかなかった。ある日、大きな船の厨房でデザートのケーキを作っていたアニーが飼いネコを連れてお店にやってきた。

アニーはお店を借りて、ケーキ屋開店の準備をする。コーラが幽霊となって出てくるが、アニーはひるまず闘う。負けそうになったアニーは街の図書館でヒントを得て、幽霊のアニーと和解する。というストーリーの絵本だが、明るい絵がとてもいい。マージョリー・プライスマンの絵は、以前に『The Blue Ribbon Day』という小学生の女の子たちを描いた絵本をで知っている。とても明るいこども達の表情が印象に残っていた。『けーきやさんのゆうれい』の主人公アニーは黒人の大人の女性で、とても素敵に描かれている。

ジャクリーン・K・オグバン作、マージョリー・プライスマン絵、福本友美子訳
フレーベル館、2007年12月発行

The Bake Shop Ghost
Text Copyright (c) 2005 by Jacqueline K. Ogburn
Illustrations copyright (c) 2005 by Marjorie Priceman

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カテゴリー: 絵本