ホレス・パーラン / Headin’ South

ヘディン・サウスこの数日、ホレス・パーランのアルバム「Headin’ South」にはまっている。起床して最初に聞くことが多い。仕事中でも聞いているけど単なるBGM的でないジャズだ。かなりクセのあるピアニストだと思う。50年代後期のハードバップをよく聞いているけど、そうするとソニー・クラークやウイントン・ケリーがサイドマンのアルバムを聞くことが当然多くなる。嫌いじゃないけど、ボビー・ティモンズの入っているのなんか聞くと、あ、こっちの方が好みかなと思っていた。でもティモンズのプレイはテンションがたかいので再々聞いているわけにもいかない。

その点、パーランは個性的といっても渋いところがあるのでわりと気軽に聞ける。このアルバムに収録されている〈Congalegre〉はJazzanovaの「Blue Note Trip – LOOKIN’BACK」に入っているが、ちょっと軽くて何度か聞いているとあきてしまう。他の曲はそれほどでもない。

パーランの曲は〈Headin’ South〉と〈Low Down〉の2曲だが、前者の方がいい。後者はちょっと他に例がない感じ。スタンダードの〈Summertime〉もちょっと変わってておもしろい。アーマッド・ジャマルの曲〈Jim Loves Sue〉は明るくてチャーミング、好きな演奏。ほかのが少し暗いからかな。

Horace Parlan, Headin’ South
Horace Parlan, piano
George Tucker, bass
Al Harewood, drums
Ray Barretto, conga
1960.12.6録音
Blue Note 4062

《このブログのホレス・パーラン関連記事》
□ホレス・パーラン / Us Three(1960.4.20, Blue Note 4037)
□ホレス・パーラン / Speakin’ My Piece(1960.7.14, Blue Note 4043)

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カテゴリー: Jazz