Nutmeg / デイヴィッド・ルーカスの絵本

NutmegDavid Lucas 著、Alfred a Knopf、2006年8月発行。

少女Nutmegの毎日は飽き飽きする生活。NicodemusおじさんといとこのNesbitの3人で、壊れた船なんかの大きなゴミの溜まる海岸で、ゴミで作ったような家に住んでいる。朝昼晩と毎日毎日決まりきった食事。リビングルームはジャンクだらけ。いとこはジャンクをいじって遊んでる。おじさんは椅子に座ってうたた寝。Nutmegは海岸に面した大きな窓の前で、鉛色の空と水平線を眺めている。

ちょっと歩いてくるわ・・・。彼女はゴミの海岸に一本のビンが浮いているのを見つける。ふたを開けると、アラジンのランプのように巨人が出て来て、1000年間閉じ込められていた、あんたの願いを3つかなえてあげるって。

そんな、急に言われたって・・・。そう、毎日違う晩ご飯。昼ご飯。朝ご飯。これで3つ。それじゃーこのスプーンをあげましょう。そして巨人は去っていく。

えっ、こんなちっちゃな願いでいいの。じれったいやっちゃと思うけど、話は最後まで読まなきゃ分からない。もちろんハッピーになる物語。絵はかなりバタくさい。日本人向けじゃないみたいと思ったけど、この作者のものはかなり翻訳されているのを知った。ほかの絵本も読みたくなった。

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カテゴリー: 絵本