アフリカの絵本 / The Lonely Lioness And The Ostrich Chicks

The Lonely Lioness and the Ostrich Chicks: A Masai TaleRetold by Verne Aardema, Illustrated by Yumi Hero。
マサイのお話を元にした1996年の絵本。アフリカ色の非常に濃い絵だが、背景は動物や植物が小さくてたくさん描かれているので、オシャレなパターンのようにも見える。カラーは全編、乾いたアフリカの大地を思わせる土色。

ダチョウのおっかさんは4羽のひなを連れて大きな木の下で食事をする。木の下は草の種や虫がいっぱいらしい。そんなんで、木の上の枝の昼寝中のメスライオンに気づかない。ライオンは下が騒がしいので目をさまして、ダチョウの家族を眺めているとうらやましくなる。

おっかさんダチョウがバッタを追いかけたすきに、メスライオンはおっかさんとヒナの間に飛び降りる。ヒナたちはあわてるが、ライオンが優しくしてくれるのでえ、おっかさんと思い込んで、メスライオンの後に従って行く。おっかさんダチョウはヒナを返してくれと追っかける。

途中で出会う、ガゼルやハイエナ、ジャッカル、マングースに助けを求める。結局、最後のマングースが助けてくれるハッピーエンドだ。これらの動物たちがとてもユーモラスに描かれ、アフリカの大地を彷彿とさせる絵本だ。

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カテゴリー: 絵本