サイトを制作していて、クライアントのチェックを午前中に受けることになっていた午前3時に”Dreamweaver 8″がトラブって、ムチャあせった。”Dreamweaver 8″が突然終了してしまう。前から何度かこういうことがあったんで、特に気にしなかった。マシンをリスタートすれば”Dreamweaver 8″が再び元気に働いてくれるからだ。しかし、今回はリスタートしてもダメだった。マシンを終了させてもダメ。それでもまだ深刻には考えていなかった。2ヵ月ほど前にもこんなことがあってソフトを再インスールすることで解決していたから。でも今回は再インストールしてもダメだった。”Dreamweaver 8″を立ち上げると、キャッシュの読み込み中で延々と待たされる。さんざんに待ったあげくに、キャッシュを読み込めませんでした、と表示が出て立ち上がる。でもこれって、ちょっと不安で使えない。だんだん、アタマの中が白くなっていく。
ぼくがサーバーにアップするところまでやっている仕事だったら、これでも突っ走るが、データだけを納品する仕事だから、この事態はちょっとまずと思う。今度は”Dreamweaver 8″のアプリケーションの他、システムに作られている関連ファイルも捨ててから再インストールするが、キャッシュに関しては同じだった。夜が明けてくるし、何らかの決断をしなければならないのは分かるが全く寝ていないし、冷静になれなかった。
今回制作したのは十数ページだが、何年間にも渡ってページを増やしてきたサイトで、何百ページにもなっている。それを”Dreamweaver”のテンプレートとライブラリ機能を使って、効率的に更新できるように作ってある。そんなんで、”Dreamweaver”を外すわけにはいかない。他のマシンでの作業も考えられるが、たくさんの画像データの編集と管理を思うと大変にうっとうしい。結局、やりたくなかったけど”Dreamweaver CS3″の30日間期限のお試し版をダウンロードすることにした。
“Dreamweaver CS3″だと、すんなり立ち上げり、キャッシュの問題もなかった。たぶん”Dreamweaver CS3″だと問題ないに違いないと予測していたが、作ったデータそのものに問題がないことが確かめられたようで安心する。で、その午前中にはチェックを受け、翌日には無事に納品。つまり昨日のことだった。
今日はアドビ社から「ご存知でしたか?損をしないためのアップグレード情報のご案内」というメールが来た。SC3 へのアップグレードを促すための様々な情報を提供するメールだが、その一つ、最新のオペレーションシステムとアプリケーションの対応の説明があった。CS2以前のバージョンでは Mac OS X 10.5 には動作保障外だと明記されている。
ぼくはまだ Mac OS X 10.4 だが、”Dreamweaver 8″はこれだって保障外のはずだ。おまけに保障外のインテルMacだ。出たばかりのインテルiMacを購入するときは、”Dreamweaver 8″が正常に稼働するか心配だった。ネットや雑誌をみてもまだ情報がなかった。安全策をとって併売されていたG5マシンにする選択肢もあり迷った。最悪の場合は今までのG4マシンで仕事をすることを考え、将来性を優先してインテルiMacにした。結果は正解だったと思っている。”Dreamweaver 8″もちょこちょこ気になる不具合を見せながらも何とか働いてくれたし。
でも、Mac OS Xだって何度もアップデートを繰り返して、いまではMac OS X 10.4.11。
“Dreamweaver 8″もそろそろ限界にきたのかもしれない。上記のメール情報によると、CS3製品については、常に最新OSでの動作を保障するアップデータを無償で提供するとあある。CS4が出ても、CS3には同様の保障をしてくれるのだろうか? この点は明記されていない。
ハイクオリティの仕事をしているわけではないので、アプリケーションの新機能につられてバージョンアップをしているわけではない。だから途中を何度かスルーしたい気持ちが大きい。でも、その度にマシンやOSの対応ということでバージョンアップが余儀なくされている。なかなかしんどうことだ。