Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック を購入

アップルの “iWork ’06” を使っているが、 “iWork ’08 ファミリーパック” を買うつもりで調べていたら、販売されたばかりの “Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック” を知って、Office を買った。

“iWork ’08 ファミリーパック” が5台までインストールできて、11,800円。”Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック” は3台までで、23,940円。ヨドバシではほとんど定価表示だったが、ポイント分を差し引くと2万円を切っていた。この価格差なら、iWork より Office を選ぶ。

“Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック” は今回初めて登場するパッケージ。Word、Excel、PowerPoint、Entourage、Messenger の5本のソフトがパッケージされている。今までのパッケージ版との違いは、Exchange Server クライアントとワークフロー用Automator機能がないこと。と言ってもこの両機能のことはほとんど知らない。

Word と Excel を使えればあとはどうでもいい。と思いつつも Entourage を使ってみたらMacOSに標準でついているスケジュール管理ソフト iCal よりは使いやすい。Entourage はメール機能もあるが、メールは Thunderbird で満足しているので変えるつもりはない。だから、Entourage はスケジュール管理機能だけを使おうと思っている。

Word と Excel にもいろいろと新機能が加えられているそうだ。たとえば Word にはデザイン表示機能が、下書き表示や印刷レイアウト表示など従来の表示とは全く新しいものが登場した。DTPソフトなみのデザイン重視の印刷物が作れるそうだ。ボックス機能に重点を置いた表示機能だ。そのボックスだが、マウスで移動するがとても変てこな移動感覚だ。これは慣れるだろうか? 慣れるとは思えない。超ハイパワーなマシン上でならいいのかもしれないが、いらつく動作だ。Excel でも列の横幅を調整しようとすると同じ動きだ。そんなわけで、インテルMac対応のUniversalアプリケーションだが早いという感じはない。起動もなんだか遅いし・・・。

いい部分もあり、気に入らない部分もあるが、カミさんのマシンにもインストールできてこの価格ならかなりいいと思う。ファイル形式は Office 2007 と同じで以前のものとは互換性がない。拡張子が「.docx」、「.xlsx」のように従来の拡張子のうしろに「x」がつくので識別できる。ファイルを渡す相手が以前のタイプだったら、古いファイルタイプで保存できる。また、古いタイプのファイルを新しい2008で開く分には問題ない。

今までは、Office を使わなくてもいい環境をつくろうと知恵をしぼってきた。例えば、オープンソースの OpenOffice.org も使ってみた。使える環境を整えるまでが大変なわりにはソフトは使いにくかった。Google にもOfficeデータを扱えるオープンソースがあるそうなんで、そのうちなんて考えていたが、マイクロソフトが低価格で Office を提供したので、もういいや、という気持ちになった。