Jon Scieszka と Lane Smith のコンビの絵本はやみつきになる。なんか、良く分からないけど、人をくったユーモアがムチャクチャに面白い。本書はコンビの新刊だが、今までのものに比べたら理解しやすい内容だ。色使いも淡いパステルカラーを基調にした優しい配色になっている。タイポグラフィーが凝っていることは変わりないが、使用フォントも優しげなものを選んでいる。ハード路線からソフト路線に変えたかなと思わせる。
内容はCowboyとOctopusが漫才コンビみたいなことをしている7話からなる。なんで、CowboyとOctopusなんでやね、なんて質問はヤボ。Cowboy の絵は、昔の懐かしい着せ替えの絵を切りぬいたという設定。今でもあるんかな? 女の子用のものだったけど、ぼくは結構遊んだ。子どもの絵の周りのキリヌキ用の点線がに沿ってハサミで切る。洋服はベースになる子どもに着せるために所々に出っ張りがあり、それを折って着せることになる。それがCowboy。
Octopus はコミックから切り抜いたという設定。最後のシーンを見ると分かるが、おー、ここまでやるか・・・と、思わず吹出してしまう。ほかにも、写真のキリヌキも交えたコラージュが楽しく、英語の本文を読まなくても、見ているだけで笑わせてくれるシーンが満載。
Cowboy & Octopus
Text : Jon Scieszka(2007)
Illustrations : Lane Smith(2007)
VIKING, 2007