「数学の呪い」と訳すんかな。7時15分に起きて、10分で服を着て、15分で朝食をすませて、1分で歯を磨く・・・から始まって、延々と数字の出てくる文章が続く。絵はコラージュ。その絵の中で案内役のかわいい子どもが飛び跳ねている。タイポグラフィは非常に洗練されている。書体は徹底的にフランクリン・ゴシックのファミリーで統一されている。古風で力強い正統的な書体で組み版されたタイポグラフィーと現代的なコラージュが計算され尽くしたスキのない紙面を作りだす。子ども相手にここまでやるか・・・と思ったが、表紙のカバーに「For ages > 6 and < 99」とあった。うん、なるほど。
Math Curse
Text : Jon Scieszka
Illustrations : Lane Smith
VIKING, 1995