ミロスラフ・サセックの絵本「ジス・イズ」シリーズでイスラエルの勉強。う~ん、どうだろう、少しは勉強にはなったが、パレスチナ問題などの国際関係には全く言及していないので、勉強になったとは言えないかも。
本書全体を通して、全体が荒涼とした砂漠や丘陵地帯の赤茶けたカラーに染まっている。国の南には国土の面積の半分を占めるというネゲブ砂漠が広がっている。イスラエル最大の都市、テル・アビブにはすうページをさいている。
首都エルサレム、別名ダビデの都市の丘の連なる風景がいい。ここはユダヤ教信者の魂のふるさと。ヨルダンと国境を接している。一方、アラブ人キリスト教徒が多く住むのがナザレ。この街の風景も丘が連なっている。
ガラリアの道、カナ、カペナウム、タブハ、ガラリヤ湖などキリストの足跡を追うようにイスラエル北部地帯のページが続く。ベドウィンの市場やイスラエル独特の共同体キブツの風景もある。
ジス・イズ・イスラエル
原題 This is Texas
著者 ミロスラフ・サセック(Copyright 1962 by Miroslav Sasek)
翻訳 松浦弥太郎
発行 ブルース・インターアクションズ、2007年5月