昨日(1日)は仕事のご縁で招待された KBP事務局主催の「関西企業ブランディング計画」のセミナーに行ってきました。
関西企業ブランディング計画! すごいインパクトのあるネーミングだけど、それ何?っていう感じでした。広くは就職活動の学生を支援する活動と言えるけど、単に面接などの就活一般のノウハウを学ぶという場ではない。学生チームがKBP事務局協賛企業を取材し、その診断の結果を参加者200人の前でプレゼンテーションをする場でした。取材に参加した学生は企業を見る目を養いつつ、自身の成長を確信できる活動という印象を持ちました。サイトのリクルート情報はもちろん、面接でも企業の本音は見えてこない。だったら、直接に乗り込んで取材しようという大胆な活動です。こうした「学生との活動を通して企業側自身も成長していく」と、事務局のサイトにあるけど、これがブランディング計画なんだと分かりました。頭に地盤沈下を言われて久しい「関西企業」とあるのが肝心なところですね。プレゼンを終えた学生たちのすがすがしい表情が印象的でした。
学生のプレゼンの前に前刀禎明(さきとうよしあき)氏の講演がありました。氏は元アップルの代表取締役で、iPod を大ヒット商品に育てあげたマーケッターとして知られています。とても面白い講演でした。裏話などはないけど、iPod がヒットし続けている理由といったことが分かる内容でした。プレゼンもさすがで、文字情報主体のプロジェクター画面の要所、要所に iPod のTVコマーシャルを挿む演出でメリハリを付けているのは効果的でした。あの、影絵のシリーズですが、ボブ・ディランのはちょっと違った。おッ、見てないぞ、と思ったら日本では使われなかったそうです。あれは良かった。
等々・・・慣れないぼくには結構、エキサイティングなセミナーで疲れました。最後にこの活動を企画された双葉商事社長深井氏のスピーチも、元気づけられました。「山手線では大阪弁が聞こえる」には思わず笑ってしまいました。20年ほど前は仕事仲間がドドッと東京に行ってしまいました。たまに大阪で会うと、彼らはみんな、あっちでは今でも大阪弁で仕事してるで、と言ってましたね。大阪弁だけでなくて、声も大きいから、さぞ、関東人のひんしゅくを買っているだろうと想像してたけど、そうですか、今では、元気な関西人が大勢いるんですね。