Systrum#2/山本精一と“KILLER MANTIS”

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大阪中央区南本町の jaz’room “nu things” でのイベント Systrum#2 に行って、日付が変わって帰って来た。前回の “nu things” は冷房に弱いぼくには寒くてまいったので、今夜は上着も着込んだ。しかし満員のせいでクーラーの効きが弱い。熱かった。演奏も熱かった。灰皿、PARA、KILLER MANTIS、 と3バンドのライブだったが、最後の KILLER MANTIS が良かった。上の写真は KILLER MANTIS〔DJ高田宗紀(turntable)/藤掛正隆(Ds)〕とゲストのホッピー神山(Key.VJ)と山本精一(gt)。

予備知識がないままに、フラリと聞きに行ったので、帰ってからネットで調べた。前回の Systrum#1 の告知ページに「“山本精一”率いる“PARA”によるイベント『systrum#1』が始動!誰もが未体験の音楽空間を体感できる『systrum#1』。”systrum(シストラム)”とはエジプトの古代の楽器で物質の動勢を促し固定を否定するという意味があり、このライブ空間へ足を踏み入れた者には皆、どこか懐かしくだけど新しい様な不思議な感覚に捕われて思わず体が動いてしまうそんなfreeな感覚を味わって欲しい。」とあった。

言っていることに今日のライブは間違いなかった。ぼくはノイズミュージックを聞くのが好きだが、部屋でCDを聞くほどのファンじゃない。で、知識はほとんどないが、KILLER MANTIS での山本精一は気になった。山塚アイの Boredoms なんかに参加しているキャリアの長いミュージシャンなんだ。

エレクトロニックなノイズ・サウンドがフルボリュームで持続する中を、心地よいビートが疾走する。陶酔するスペースを覚醒させるように山本のギターが繰り返される。と、いう風に延々と持続するサウンドだ。そのエレクトロニック・サウンドが脳を貫通して、傷ついた染色体を修復する。

(追記 2006.8.7)
と、昨日は書いたが、間違いがあって上記の文章を修正してます。バンドの KILLER MANTIS と PARA をあべこべに書いてしまいまいました。読まれた方々にお詫びいたします。山本精一氏は両バンドでプレイしてたし、ホッピー神山氏を全く知らないといいう無知をさらけ出してしまった。ライブは20年以上の空白があるので、近年の動向に無知なのは仕方がない。

1154881762ところで、再度間違ってはならないと念には念を入れていたら、PARA のメンバー、SPACE GUITAR の YOSHITAKE EXPE のプレイを以前に見ていることが分かった。2005年5月21日、細野ビルヂングでの「a night GiGs @ the HOSONO bldg.」にバンド nutron でプレイしていた。あの日は会場の制約がいろいろとあって、フラストレーションの残る演奏だったと記憶している。Systrum#2 では見違えるようなプレイで良かった。左の写真は Systrum#2 、PARA での YOSHITAKE EXPE。