そう、あのパームスのビルです。アメリカ村のタワーレコードへCDを買いに行く途中です。雪の舞う寒い日ですが、光線の具合がよくてビルがいつもより美しく見えます。この写真には2階と3階部分が写っています。1980年代前半、このビルの最も華やかな時代を見てきました。地下のディスコ、1階のカフェ、2階のカフェバー。1985年、ぼくは胃潰瘍で吐血し、入院してからばったりとパームスに行かなくなりました。2階で深夜まで飲んで、1階のカフェで夜明けを迎えた日々は遠い昔です。このビルへ初めて来たのは1979年、当時は日限萬里子氏のプロディースする地下のディスコだけでした。その夜、グレーの細身のスーツに身をつつんだ男装の日限萬里子氏の美しい姿は今でも目に焼き付いています。ニューウェブロックミュージックの絶頂期でした。
今日は、ノルウエーのフリージャズバンド、Atomic の4枚目の新譜を買いにタワーレコードへ行く途中です。この1月29日に彼らの2枚目のアルバム「boom boom」のことを書いたら、トラックバックがつけられて2月8日に新譜の日本先行発売を知らされたのでした。