書店に並んでいるWeb制作者向けの雑誌「Web Designing 2月号」と「web creators 3月号」の両誌が共に「Web 2.0」を特集しています。この特集を読むと、昨年後半はネット系のニュースなどで毎日のように飛び交っていた言葉だということです。でも、ぼくは全く知らなかったので、書店で両誌の表紙に踊っている「Web 2.0」の文字にはほんとドキっとしました。また、覚えなければならない、仕様や規格ができたのか、って驚いたわけです。
雑誌の特集を読むと、そのような仕様や規格といったものではなくて、Webの動向を象徴的に表現した言葉であることが分かりました。で、ホっとしたことも事実ですが、やっぱり複雑な気持ちになります。初めてのパソコン、Mac Plus を買ったのが1987年、Netscape Navigator 1.0 で初めてネットにアクセスしたのが1995年。以来、勉強して習得したけど使わなくなったアプリケーションソフトが多数、同様なネットの仕様や規格も少なからずです。変化は日々休みなく、そして加速していることを嫌というほど体感しています。ですから、変化にはもう一々驚きません。ですが、この Web 2.0 の考え方って、ちょっと面白いです。Webは単純な世界から、有機的でとらえどころのない世界に変化していくということでしょうか。