橋からの眺め(8)/金屋橋(かなやはし)

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西横堀川に架かる金屋橋はほとんどの地図には載っていないはず。上から見ると阪神高速環状線の下に完全に隠れているせいもあるかもしれない。しかしぼくの持っている、西区の過去、現在の橋を記した地図でも、金屋橋は現存しない橋に分類されている。そもそも、西横堀川は埋め立てられて存在しないので、そこに架かる橋があるはずがない。しかし、西横堀川はほんのちょびっとだが残っている。そこに確かに現在でも金屋橋は架かっている。3、4年前郷土史研究家の案内で西区を歩いた。その時の説明では、金などを使った装飾品の金属加工を行う工房や職人の集まる地域で、それが橋の名の由来と聞いたことがある。

写真左は川下、左右にあるのが道頓堀川(左から右に流れている)。そこに直角に合流しているのが西横堀川だ。右に見える青い橋は四ツ橋筋の深里橋。写真右は川上側といってもすぐ目の前まで埋め立てられているので、流れはない。かつては中之島の土佐堀川からつながっていた。上は高速道路で完全に塞がっている。