これもシャーロット・ヴォーグ独特の優しい世界。庭のすみっこの草むらを寝床にしている子ネコのお話。がりがりにやせた子ネコは毎日食べ物をさがし歩いている。寒いある夜、満足に食べ物にありつけずにいつもの草むらに帰ってきた子ネコは、そこに食べ物をみつける。
家の少女が子ネコのために置いた食べ物で、ここからはじまって子ネコが少女の飼いネコになるまでのお話。大型の絵本で、大胆に無駄を省いた構図で、子ネコと少女がヴォーグのいつものタッチで描かれている。
はじめまして ねこのジンジャー
Ginger finds a home
(c) 2003, Charlotte Voake
シャーロット・ヴォーグ 作
小島希里 訳
偕成社 2003年発行