2006年アメリカ映画、ナンシー・メイヤーズ監督。アマンダ(キャメロン・ディアス)はロスで映画の予告編を制作する会社を経営。アイリス(ケイト・ウィンスレット)はロンドンの新聞社で働いている。失恋した二人は、クリスマス休暇をネットを通じて、ロスとロンドン郊外のお互いの家を交換して過ごすことに。
二人はそれぞれの地で恋人にめぐり合うというハッピーなストーリー。皮肉も批判精神もなく、ひたすらハッピー。シーンはロスとロンドン郊外をスピーディに行ったり来たりして、あきさせない。
アマンダがロンドン郊外で出会う男がジュード・ロウ。彼もディアスもウィンスレットも年を重ねて、いい感じ。幼い女の子の子役二人も登場するが、可愛くてよかった。
アマンダの予告編制作会社は自宅の一室にあって、もちろんコンピュータで編集している。その部屋は一見の価値あり。これとは正反対の部屋も出て来る。アイリスが仲良くなるご近所さんのお年寄りは、ハリウッド初期の名脚本家。その古風で雑然とした書斎のつくりにはほんと、ほれぼれとしてしまった。
ありそうもないストーリーのハートウォーミングで単純なラブコメディだけど、いろいろな仕掛けが凝ってて、あっけらかんと楽しめた。