「関電包囲行動」の黄色いリボン

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昨夜は7時半過ぎに関電前に行ったら「関電包囲行動」の人たちと警察がもみ合いになってて驚いた。「関電包囲行動」の呼びかけで参加者が正門の門扉に黄色いリボンをくくり付けてたけど、それはアカンというのが警察。それに対し、正統な抗議行動だというのかな。よく分からんけど主催者の主張が通ったらしくて、警察は後ろに並んで見るだけになった。でも、50人足らずの正門前参加者に比べて警察の人数はちょっとだけ少ないぐらいだからムチャ多く感じた。門扉内は関電の警備員がいつもより多くて、ぼくが関電前で今まで見たことがない異様な光景だった。警備員はリボンをくくり付ける人がいると「くくりつけないでください」というプラカードを目の前に掲げていた。

並んだ警察がにらみをきかせている前で、小学生高学年らしい男の子が母親と一緒にリボンを結んでいるのを見た。固くて真剣な表情だった。それを見て、ぼくは胸が痛んだ。東電のフクイチの事故は多くの人たちの人生に暗い影をおとしている。一生続く影だ。そのフクイチを収束させることができないままで大飯原発の再稼働だ。普通に考えれば、こんな理不尽なことはない。暴動が起きたってなんの不思議もない事態だと思う。

門扉の金網にリボンをくくり付けるぐらい、どおってことないやろ。関電も警察ももっと大きな立場で事態を見守るべきだと思う。リボンをくくり付ける抗議行動は先週の金曜日が最初だった。イヤなら金網をリボンがくくり付けられないような構造のものに変えればいいのにと思う。この金網だって、2ヶ月前ぐらいだったな、門扉の上に急遽設置されたものだ。理由は分からないが、それまでの門扉は乗り越えようと思えば難しくない高さだった。金網が設置されたことで、乗り越えるのはちょっと難しい高さになった。