レトルトのビーフカレー食べて菜食を考えた

晩ご飯は二人とも仕事で忙しくて、大分前に頂いてた一流ホテルのレトルトのビーフカレーにした。うちでは、この手のカレーを使ったカレーライスを普段は食べることがない。野菜やスパイスが溶けこんだ濃厚でクリーミーなスープの中にビーフの厚切りがゴロンゴロンと入ってた。いや、とにかく旨かった(笑)

うちで普段に作るカレーの味付けは、カレーペーストがメインだったり、コリアンダーやグラムマサラ、ターメリックなどだ。それで野菜と豆を煮込むしゃぶしゃぶの菜食カレーなんだ。ルーを使わないのでとろみがない。ご飯にかけるとすぐにしみこんで、ご飯がべちゃべちゃになってしまう。で、スープとしてパン食に食べるのがほとんど。

それで感じたんだけど、両者のカレーは全く違う。じゃ~両方を楽しめばいいじゃないかと思うが、これはできないと思う。ビーフを使ったものは余りにも旨すぎるんだ。菜食カレーをうまい旨いとずーっと食べ続けていても、ビーフカレーを一口でも食べると旨味の虜になってしまう。逆はない。ビーフカレーばかりを食べてて菜食カレーを食べても旨さを感じないはずだ。菜食カレーは長く食べ続けてはじめて旨いと感じるもの。

菜食カレーの特徴は豆と野菜のハーモニーだと思う。この味を分かるには修行と言っては大げさだけど、一定の期間が必要だと経験的に分かった。たまに食べる肉食では影響されないが、肉食が続くと、菜食が旨いと感じなくなってしまう。そうすると再び菜食に向く舌を作り直さなければならい。これはほんとにもったいないので、肉食はほんとにたまにしか食べていない。

外食のベジタリアンカレーなどもあるけど、あれは普段、肉食でも結構美味しく食べられる。多分、下味に肉味をしこんで具を野菜だけにしているのだと思う。それは豆と野菜のハーモニーとは無縁なベジタリアン味だと思うんだ。