ライブペインティングが元になっていると思われる絵本。すごい迫力だわ。色が躍動している。抽象画のようなページもあるが、微笑みを誘うユーモアもある。
大きなキャンバスに大胆に描かれた黄色い線の楕円から始まるが、黄色の楕円は宇宙らしい。それが赤い輪郭となって、巨大なニワトリのかあさんになって、宇宙たまごが産み落とされて、なんてペインティングがえんえんと続いてる。
テレビのトークショーで作家の話しを聞いていたが、子どもを意識して絵本を作っていない、っていうようなことを言っていたと思う。ぼくも絵本を子どもの本として接していない。だから、作家の言葉に感じるものがあった。