新井良二の絵本『うちゅうたまご』

うちゅうたまご (こどもプレス)イースト・プレス、2009年8月発行

ライブペインティングが元になっていると思われる絵本。すごい迫力だわ。色が躍動している。抽象画のようなページもあるが、微笑みを誘うユーモアもある。

大きなキャンバスに大胆に描かれた黄色い線の楕円から始まるが、黄色の楕円は宇宙らしい。それが赤い輪郭となって、巨大なニワトリのかあさんになって、宇宙たまごが産み落とされて、なんてペインティングがえんえんと続いてる。

テレビのトークショーで作家の話しを聞いていたが、子どもを意識して絵本を作っていない、っていうようなことを言っていたと思う。ぼくも絵本を子どもの本として接していない。だから、作家の言葉に感じるものがあった。

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カテゴリー: 絵本