ホレス・パーラン / Movin’ & Groovin’

ムーヴィン・アンド・グルーヴィンホレス・パーラン初のリーダー・アルバム。このアルバムのレコーディング前日には、ルー・ドナルドソンの『Sunny Side Up』(Blue Note 4036)が録音されている。その時のリズムセクションのメンバーがそのまま、この『Movin’ & Groovin’』のピアノトリオのメンバーだ。
ホレス・パーランの傑作『Us Three』(Blue Note 4037)はわずか2ヶ月後の録音だ。その『Us Three』にくれべると本作はインパクトに欠ける。同じピアノトリオだが、ベースがジョージ・タッカーに変わっている。

このアルバムはどちらかといえば、C Jam Blues、On Green Dolphin Street、Up In Cynthia’s Room(本アルバム唯一のパーランのオリジナル)、Lady Bird とつづく最初の4曲が好き。夜中に聞くことが多い。後半は、Bags’ Groove、Stella By Starlight、There Is No Greater Love、It Could Happen To You と前半同様に有名スタンダード・ナンバーが入っている。有名なBags’ Groove、Stella By Starlight だが、もうひとつピンとこない。ぼくにはこの渋さが分かってないだけかも。

Horace Parlan, Movin’ & Groovin’
Horace Parlan, piano
Som Jones, bass
Al Harewood, drums
1960.2.29録音
Blue Note 4028

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カテゴリー: Jazz