コンチネンタル / フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンス映画

コンチネンタル [DVD]1934年アメリカ映画、マーク・サンドリッチ監督。「コンチネンタル」はこの映画のフィナーレのダンスナンバー。原題は『The Gay Divorcee』で、「陽気な離婚者」だそうだ。そう、この映画はダンス映画なんだけど、けっこう笑わせてくれる。アステアはジンジャー・ロジャースに一目惚れするプロのダンサー、ガイ・ホールデン。彼女は地質学者の若夫人ミミ。ミミは歳の離れた夫と別れたいと思っている。

舞台はロンドン。おせっかいの伯母さんが弁護士にミミの離婚を相談。弁護士は避暑地ブライトンのホテルでミミの不倫現場を偽装して、夫を怒らせる画策をする。不倫相手に離婚屋を雇い、現場を発見する探偵の手配をする。

ところがミミはホールデンを離婚屋と勘違い。ホールデンは離婚屋の件は知らないので、すんなり部屋に入れてくれたり、夜は長いだのと言うミミの言葉に一時は有頂天になるけど、冷たいミミに合点がいかない。しかし何となく距離が縮まったときに離婚屋が現れたりで笑わせる。もちろんダンスシーンもいい。アステア、ジンジャーコンビが主役の第1作ということで、こころなしか二人が若々しい。アステアが歌って踊る、コール・ポーター作詞作曲の「Night and Day」がすばらしい。

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