ライブ「Dennis Bovell & Mad Professor」に行ってきた

1246185529仕事が片付いて、22日24時半頃にクラブに入る。25時から二人のライブが始まったのでラッキーだった。2時間のライブだったが、むちゃすごかった。

1980年頃、ニューウェイブ・ロックを聞いていてAswadからレゲエを知った。すぐにLinton Kwesi Johnsonも聞き出した。彼の音楽を作っているDennis Bovellの名前を知り、DUBを知った。「LKJ IN DUB」のジャケットは(今は持っていないが)強烈に当時を思い出せる。Dennis Bovellがプロデュースしたポスト・パンクバンドのThe Pop Groupのアルブム「Y」にも夢中になった。ということでDennis Bovellは特別な思い入れがあった。

その彼が目の前で、大量の機器を前にしてDUBサウンドを紡いでいる。感動的な2時間だった。最近の Dennisの活動は全く知らないので、ライブもゆる~く楽しめるものだとばかり思い込んでいた。一応、行く前にYouTubeもチェックしたけど、出てくるのはバンド演奏ばかり、こんなハードなライブはなかったゾ!

DUBがこんな激しいサウンドだなんて、ホントびっくりした。とても挑発的な音だとおもう。こっちも身構えなければ聞くことができない。心地よいDUBサウンドに酔いたいなんて期待はすぐに裏切られた。二人がマイクを持つと、肉声がほとんどノイズとなって鼓膜を震わせた。とにかくすごい音量なんだ。

最初は短い曲ばかり(ぼくには曲名は全く分からない)で、すぐに途切れるのでなかなかのれない。荒っぽいサウンドだと思ったが、中程からすごくなっていった。アップテンポのビートが猛烈な音量で刻まれる。テクノみたいだ。そのビートを背景にDUBサウンドが繰り返される。そう、存在をさらけ出す、という感じかな。20年前はThe Pop GroupとDennis Bovellのつながりが理解できないでいた。この夜のライブを聞いたらよく分かった。

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