チャオ!マンハッタン / Edie(イーディ)主演の映画

チャオ!マンハッタン先日、書店で雑誌を買ったがレジのカウンターにEdieの伝記が置いてあった。店員に断ってその場でしばし、ページをめくりつつ写真を眺めてしまった。

イーディは1943年、カリフォルニアの富豪の名家に生まれる。1965年ニューヨークでアンディ・ウォーホルと出会い、彼の映画に出演するなどして名声を得る。ぼくより3つ上になるEdieの写真を初めて見たのは20才頃で、映画雑誌だった。

今から40年以上も前の20才頃、『映画評論』という硬派の映画雑誌のアンダーグラウンド特集だったと思うが、ウォーホルの映画が紹介されていたことを記憶している。8時間延々とエンパイヤ・ステート・ビルを撮り続けた「エンパイヤ」を始めとして、同性愛を扱ったものなど実験的映画だった。その紹介記事の中の一シーンの写真にチャーミングなイーディが載っていた。

映画『チャオ!マンハッタン』はイーディを通して60年代のアンダーグラウンド・シーンを映像化する企画で、1966年に撮影を始めるが中断をはさみ1970年に完成される。それは当初の企画とは異なり、カリフォルニアのイーディが60年代のニューヨークを回想する映画になっている。

翌年の71年に死去することになる、重度のジャンキーだったイーディからチャーミングな表情はなく、魅力のない女性の魅力のない映画になっている。回想シーンのモノクロ映像に60年代のニューヨークを見ることができるという資料的価値はあるが、それを見るために退屈なカリフォルニアのシーンを見続けるのはしんどいことだった。

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カテゴリー: Movie