DJ NORI, Third Wave@sound-channel

1ヵ月前にDJ TocchiのThird Waveへ行き、続けてのThird Waveパーティだった。10日の深夜(11日早朝)2時にsound-channelへ入ったら、DJ Tocchiのプレイ中だった。3時ごろにDJ NORIが登場して、ぼくは結局朝の9時までいた。身体が限界でクラブを出たがまだプレイ中だった。スタッフはもう終わるでしょう、と言っていたが・・・。いつもは7時頃には帰るが、9時はやっぱり長い。外へ出ると街はすっかり活動が始まっている。そこを、疲れきった、おぼつかない足腰で歩くのは、なんかヤバい。

彼らは80年代から90年代のニューヨークを体験しているという。それはラリー・レバンの”Paradise Garage”やデイヴィッド・マンキューゾの”The Loft”などだ。ぼくはそれらを本やビデオで知っているだけなので、彼らのプレイからあの頃のクラブカルチャーを少しでも感じ取れるんじゃないかと期待して出かけた。

先月も感じるところはあったが、せっかくの機会だからと続けて出かけた。ボーカルの入るサウンドを多用するプレイには戸惑った。何度もノルことのできないもどかしさを感じながらも、7時を過ぎる頃にはけっこう夢中になっていた。英語の歌詞が聞き取れるなら、もっとノルのは簡単なことかもしれない。

2ヵ月に渡って続けて体験しただけに今回は感じるところが多かった。ハッピーにさせてくれるサウンドじゃないかと感じた。あの時代、ゲイや人種に対する激しい差別があった。その上、エイズの大流行があった。そうした時代背景の元で聞くなら、それは涙が出るほどのハッピーな感情を得られるかもしれないと思った。これが本やビデオだけでは得られない情報かもしれない。これは良かった。

実は同じsound-channelの前日はDJ Miekoだった。彼女を去年の11月に聞いている。その夜、ぼくは彼女の作り出すサウンドに、しょっぱなからまいってしまった。あの日、これから拠点をドイツに移すと言っていた。mixiで検索したらこの5日の渋谷のクラブでのプレイが激賞されていた。ドイツに行ったことでプレイに磨きがかかったと書いてある。ムチャ残念だった。次はDJ Miekoが優先順位だな。

二日続けてのクラブ遊びは時間と体力から絶対に無理だから、しかたがない。ま、遅くまで仕事をして、真夜中の人気のない街を歩いて、一歩クラブに入ったときの熱気がたまらない。パーティ「Third Wave」には、そこに独特なものがあった。