Maxシリーズの『Ooh LA LA (Max in Love)』の続編。Maxはパリから花嫁のCrêpseを連れてニューヨークへ戻っている。最初の見開きページには、ハリウッドの撮影スタジオの様子が描かれている。中心にいるのは監督のMaxだ。
ストーリーはカリフォルニアに招かれて、空港に着いたところから始まる。様々な人々に逢い、ストーリーが展開していくが、Kalmanの作品としては、いままでになく話が込み入っているので、ぼくの貧相な英語力ではストーリーを追えなくなってしまった。
文章量は多めだが、そのタイポグラフィがけっこうイケてる。フォントとサイズを変えている。それがゴチャゴチャした感じでなくセンスよくまとめたタイポグラフィで、とてもいい感じだ。見返しにはハリウッドスターのラフな似顔絵がびっしり。それにしても、華やかな出だしだが、終わりは寂しげな雰囲気だ。いろいろあったみたい・・・。きっちりと読みたい。
Max in Hollywood, Baby
Maira Kalman, 1992
Viking Pr, 1992/10
