何て言ったらいいんだろー、けったいな小説。ナンセンスな小説・・・、ブラックユーモア小説・・・違うな~。なんたって子ども向けの小説だしな~。おもろいんで一気に読んでしまった。挿絵も抜群にいい。ヘタウマのたぐいのイラストだけど、ユーモアがあってグー。
主人公はフーさんといって身体が極端に小さいらしい。住んでるところから遠くへ行ったことがないらしい。行くと帰るのに苦労する。貨幣概念がない。おじいさんが魔法使いだったらしい。フーさんはおじいさんの魔法の価値を分かってないらしい。
大きなネコが突然部屋に入ってきて、子どももネズミも以内なら、フーさんにあんたを食べてしまうぞー。とか植物がいきなり大きくなって、もっと肉をくわせろ! とか何かメチャクチャな小説。
作者のハンヌ・マケラはフィンランド、ヘルシンキ生まれの作家、詩人で、本書は1973年に出版されて、おもに小学生に人気の小説になったと解説にあった。全3冊のシリーズらしい。続編を読むのが楽しみ。
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□フーさん引越をする / ハンヌ・マケラ著、フーさんシリーズ3冊目
ふーさん
作者 ハンヌ・マケラ
訳者 上山美保子
発行 国書刊行会、2007年9月