サウンドテロリスト@sound channel

11918321496日夜からオールのパーティ、「サウンドテロリスト」に浪速区のクラブ、Sound Channel へ行って来た。23時前に入って、6時前の終了までいた。

「2回目となる『サウンドテロリスト』、今月は遂に関西ヒップホップ界の重鎮 DJ KENSAW が登場!! 他にも関西ヒップホップシーンで活躍する若手の DJ が多数集合し、Live Show あり、マイクパフォーマンスありの秋の収穫祭スペシャルでお届けします!!」
って、メールの案内が届いていた。ヒップホップは全く知らないわけではないが、ラッパーたちが繰り広げるラップ・ミュージックを目の当たりにして、すごい刺激を受けた。

熱いラッパーやDJと超満員のオーディエンスが作り出す熱気がムチャクチャに心地いい。鼓膜が麻痺する音量の中で、何時間も踊り続けた。ぼくはじっと椅子に座って、教養的に音楽を聞くスタイルに慣らされすぎていたと思う。サウンドに反応して身体を動かす快感を覚えたばかりで、教養的音楽スタイルを否定するつもりはない。

しかし、原始的音楽がダンスを伴ったことは容易に想像できるし、西洋中世の教会音楽や日本の中世の能楽が権力者の支配の構造の中で教養的音楽スタイルを作りだしたことも容易に想像できる。そんな教養的音楽スタイルとは距離を置いたところにクラブ・シーンがあると思う。いや、ぼくのクラブ体験は始まったばかりで生意気を言う資格はない。

この sound channel は2006年オープン。同じ浪速区の alc は今年2007年4月にオープンしたばかり。トーキョー文化に浸食され続けるオシャレな大阪北地区や中央地区からは、辺境の浪速区に新しいクラブがオープンし続ける。ぼくは何とか間にあったようだ。

この夜ラッパーたちはライムでオーサカやタイショー(このクラブはJR大正駅が近い)など、ディープな地名を連呼してた。心斎橋界隈のワールドワイドなモダンなブランド街から遠く離れて、オーサカの辺境に響くエッジなサウンドで踊った。ムチャ気持ち良かった。

大きな窓の風景が明るくなってくる最後にフロアーに立っていた。「サウンドテロリスト」の3回目は年末か来春だとライムしてる。フロアーには数人が踊っているだけだった。そして最後まで残ってくれた老若男女ありがとう、って・・・一緒に行った友だちと思わず笑ってしまった。