native New Album “upstairs” Release Party @ nu things

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25日22時を過ぎてから入ったので、1st ステージはもう始まっていた。驚いたのは、大勢のお客さんだ、後からもどんどん入ってくる。2ndステージまでは、大分に間があり、DJによるサウンドが響いていた。途中、ダンス・パフォーマンスもあって、会場の熱気が増していく。しかし・・・、ラテンやフィージョンでオーディエンスをのせたい気持ちは分かるけど、native の音楽性と余りにかけ離れてるんだ。2時近くに始まった2ndステージだけど、native がのってない。バンドの一体感が伝わって来ないんだ。でも、2、3曲目にはもう、すっかりと native が疾走していた。そして、どんどん加速していく native の夜だった。

聞いていて気づいたんだけど、ジャズって、疾走だと思う。プレイヤーとリスナーの組み合わせで、前に行くのか後ろに行くのかわからないけど、留まらない。疾走している。その加速感がたまらない。この夜のようなアップテンポなプレイだからというわけではない。スローなバラードだって疾走している。それがジャズだって考えていた。

ロックは?「語り部」みたいなもので、その場に留まっている。パンク見たいに過激でも、ヒップ・ホップでも、語り部であることに変わりはない。留まる安心もある。それはそれでいい・・・。

native が盛大なアンコールに答えて終了した後は、身体がほてっていた。そして、DJたちが、フロアーを盛り上げつづける。ジャズを若いDJたちがまわしている。想像もしなかった光景だ。「You’d Be So Nice To Come Home To」が聞こえてきて店を出た。5時になっていた。雨上がりの湿った朝の空気を吸いながら、歩いて帰った。