写研書体の思い出(2)/タイポス

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1970年にファッション誌「アンアン」が創刊されますが、その本文がタイポスでした。その頃のぼくはデザイン事務所や写植会社、印刷会社を転々としながら、仕事より文化が欲しいといった生活してました。一定の技量は身につけていたので、こちらが働く気になれば、すぐに職場が見つかるという今と違ってとてもいい時代でした。その「アンアン」ですが、若い女性だけでなく、ぼくのようにフラフラしている男たちにも支持されたのは、ファッションとしての文学、映画、音楽にもページをさいていたからです。その本文書体がタイポスというのがまた、衝撃的だったわけです。

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カテゴリー: Design