シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ/イン・プレイズ・オブ・シャドウズ

8日にリリースされたばかりのディスク。このグループは全くの無知だったけど、CDショップで視聴して即、買った。この2、3日は日に何度もかけて彼らのサウンドに陶酔している。おもしろい、ほんまにおもしろい。

1曲目、いきなり The Five Corners Quintet か・・・聞き飽きたよとつぶやいたけど、それは最初だけ。あとは、現代音楽、ミニマル・ミュージック、ノイズ・・・と怒濤のように繰り広げられるサウンドに息つく暇もない。そんな様々なサウンドを駆使しながらも、たえず、ドン・チェリーやアート・アンサンブル・シカゴの音が聞こえる。そして、静謐が。

ぼくが今、夢中なのはノルウェーのアトミックなんだけど、彼らは50年代のハードバップとダイレクトにつながっていると感じている。つまり、アトミックに60年代、70年代のフリージャズの痕跡を探せない。一方、このシカゴ・アンダーグラウンド・デュオは60年代、70年代のフリージャズが終焉した廃墟から生まれてきたんじゃないかと感じている。

CHICAGO UNDERGROUND DUO
IN PRAISE OF SHADOWS
Bob Mazurek cornet, organ, celeste, piano, prepared piano, harpsichord, noise box, moogerfooger analog delay, ring modulator
Chad Taylor drums, cymbals, mbira, gongs, percussion, vibraphone, prepared vibraphone
Recorded and mixed in august 2005 at SOMA ELECTORONIC MUSIC STUDIOS
THRILL JOCKEY RECORDS