Atomic / the Bikini Tapes

9月のはじめだったかな、The Five Corners Quintet と Atomic の feet music を買って聞いていた。FCQは文句なしに良かったけど、Atomic はずいぶんと荒っぽいバンドだな、という印象を持った。でも、聞くほどにFCQよりもAtomicの方がぼくの感性に合っていると感じた。そうしたら、もう一枚、Atomic のCDがタワーレコードの棚にあったのを知っていたので、すぐに買いにいったわけ。それがこの the Bikini Tapes なんだよね。なんと3枚組のボックス入り。予算オーバーだったけど、買ってよかった。数日後に行った時は何ケースかあったのがひとつもなかったからね。

さて、ライブ録音を編集した3枚組らしい。これをマックの iTunes にぶち込んで、2時間半を一気に聞くと、もーたまらにね。後半、3曲の盛り上がりがすごい。だから最近は後半部分だけを聞くことが多い。とても、いつもいつも全曲にはつきあえない(笑)。

これはまぎれもなくジャズだと思う。正直に言うと、ぼくはビバップ、ハードパップ、モダンジャズを上手く説明できない。その辺の知識はあいまいなので偉そうなことは言えないが、Atomic にハードバップを強烈に感じてしまう。ぼくにとって、ジャズって、前かがみになって前進するスタイルだと思う。そこから産まれる、ある種独特のスピード感がジャズだって感じている。だからAtomicはまぎれもなくジャズなんだよ。

2005 JAZZLAND RECORDINGS